豊田合成株式会社 美和技術センター

ページ番号1003812  更新日 平成31年4月1日

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あま市のスゴ技

新締結エアバッグモジュール

トップイメージ


豊田合成の技術開発の中枢


360°フルカバーエアバッグの写真

豊田合成の技術開発の中枢が美和技術センターだ。約600人の社員が、主に自動車のセーフティシステム製品やオプトエレクトロニクス(LED)などの研究・開発を行っている。
工場の周りに植樹する「工場の森づくり」活動や「地域のパトロール活動」など、近隣地域への社会貢献活動を積極的に行っている。素晴らしいですね、というと「社会貢献は企業の使命です。世界中のお客様のために安全・安心な製品を送り出すことも社会貢献だと考えています」と広報担当者は語る。
製品に対する並々ならぬ情熱と自信、このぶれない安心感が豊田合成の強みなのかもしれない。

軽量エアバックモジュールの開発ストーリー


設計チームの方の写真

ハンドルの、エアバッグが入っている部分(エアバッグモジュール)には、よほどのことがない限り、お目にかかることはない。しかし、ここに革新的な技術が結集していることをご存じだろうか。
ハンドル中央を、カニの甲羅を開けるが如くカパッと開くと、思ったほど部品がないことに気づく。「今までのものより部品を10点削減し軽量化に成功しました」と答えてくれたのは設計チームの森田さんと安達さん。「当初は軽量化よりもコストダウンを求められて開発がスタートしたのです」。軽量化といっても、自動車の重要な部分であるため、品質や性能は絶対に落とせない。「そこでホーンを鳴らすスイッチとエアバッグを締結する金具を一体に出来ないかと考えました。以前は、締結部は横から特殊工具で締めていて、ハンドルのデザインによってエアバッグの締結位置も違っていましたが、構造を一から見直し、締結部をワンタッチで取り付けられるように改善し、簡素化したのです」。
その結果、部品点数約45%減、質量約22%減を実現。「使う部品が少なくなれば、組み付けも簡単になり、作業効率もアップします。また軽いということは環境にもやさしい。もちろんコストダウンにも成功するので、これはイケるぞ、となったわけです」。
ところが、肝心の自動車メーカーは、説明の段階ではこれでいけるの?という反応。試作品を見せるまでは、半信半疑だったという。「安全が求められる製品ですから。新しい試みだったワンタッチ装着にしても、外れないような構造になっているのか、厳しい検査を行いました」。検査はすべてクリアし、今やこの新締結エアバッグモジュールは世界中で多くの車種に採用されています。


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ハンドルのエアバッグモジュール


ハンドルのエアバッグモジュール。
豊田合成の技術力が集結されている。


工場の森づくり


2009年よりスタートした植樹活動「工場の森づくり」。
国内外60拠点に60万本の植樹を目標に活動中である。


青色パトロール車


交通安全活動や「青色パトロール車」で広域を巡回する防犯活動を行っている。


スポーツ系部活動


スポーツ活動も盛ん。バレー部は2016年のV・プレミアリーグ初優勝以来、3年連続で決勝進出を果たしている。


 

会社概要
豊田合成株式会社

設 立 : 昭和24年6月15日
代表者 : 取締役社長 宮崎直樹
資本金 : 280億円(2018年3月31日)
従業員 : 38,234名(連結)(2018年3月31日)
事業内容 : ゴム・プラスチックなどの高分子系自動車部品及びオプトエレクトロニクス製品(青色・白色LED等)の開発・製造・販売
所在地 : あま市二ツ寺東高須賀1番地1(美和技術センター)
URL : http://www.toyoda-gosei.co.jp/
電話 :052-449-5603
ファクス:052-449-5736

 

このページに関するお問い合わせ

建設産業部 商工観光課

あま市七宝町沖之島深坪1番地
電話:052-441-7118 ファクス:052-441-8387
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