タンゲ化学工業株式会社 甚目寺工場

ページ番号1003821  更新日 令和5年1月11日

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あま市のスゴ技

立つ湯たんぽ

トップイメージ


まるでコロンブスの卵


立つ湯たんぽ

昭和60年某月、タンゲ化学工業株式会社会長・丹下忠行さんは、ホームセンターに置かれた湯たんぽの前でふと足を止めた。倒れるのを防ぐために、商品はダンボールに入れられていたが、その中でさえもバラバラに転がっていた。「陳列しやすい湯たんぽはないものか」・・・それが「立つ湯たんぽ」の始まりである。
立たせることによって水が捨てやすく、カバーもかぶせやすい。素材は樹脂、形は従来の小判型の底をカットしたものに決めた。単純な形に見えるがそこが狙いだ。
「ひとめでそれと分からなければ、用途が伝わりにくく売れない」。
しかし、バイヤーの反応は「機能もアイデアもいいけど、売れるだろうか」という消極的なものだった。それでも、なんとか従来品との併売という形で取引をスタート。ふたを開けてみれば、圧倒的に売れ、それを機に5割ペースで売上が上がるという脅威の成果をたたき出した。市場は「立つ湯たんぽ」を認めたのだ。

次世代の湯たんぽ完成


呼吸する湯たんぽ

商品名:呼吸する湯たんぽ®
20年の歳月をかけて遂に完成しました。その名も「呼吸する湯たんぽ®」
こちらの動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=9KyHghkJjxg

湯たんぽの唯一の弱点ともいえる現象、それは「変形、凹み」です。湯たんぽは、プラスチック製、金属製問わず、お湯が少なかったり、お湯が冷めると湯たんぽ本体の内部に内圧がかかり、変形してしまいます。それが原因で亀裂が入ったりして火傷をする恐れがあります。
しかし、今回開発した「呼吸する湯たんぽ®」は空気圧が調整できる湯たんぽキャップを開発し、唯一の弱点を完全に克服しました。
この開発に取り組んだきっかけも、30年前に開発した元祖「立つ湯たんぽ®」にてその当時、変形凹みによる事故が多々あり、折角お買上げして頂いたお客様を悲しませるわけにはいかないという思いから20年の歳月をかけて、ようやく完成しました。
この「呼吸する湯たんぽ®」が全国に広まれば2度と同じよな事故が起こらないと自負しています。
「他社と同じものは絶対作らないのがモットー。新しい商品のことは、毎日いつでも考えているんです。頭は使うものだからね」(丹下さん)。
平成23年は節電イヤー。エコな湯たんぽは再び注目を集め、お盆を過ぎたら早くも24時間フル稼働、会長も工場に駆り出されるほどの忙しさだった。「ものづくりは、これで終わりということはないからね」-丹下さんは、いとおしそうに商品を手にしながら、長年手をかけてきた子どもだよと笑った。


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美肌娘の写真


変わった形の「美肌娘®」
不安定形状の為、足などが乗せづらく、低温やけどに配慮したデザイン。


Ladys&Baby湯たんぽ

商品名:Ladys&Baby湯たんぽ
 色はピンクとグリーン2色あります。
 特長1.:グッドデザイン受賞製品
 特長2.:湯たんぽ本体とピンク(グリーン)のカバーの間に温かい空気の
      層ができ、その温かな空気が外側へゆっくり発散される。


甚目寺工場の写真


甚目寺工場は全商品の製造にあたる。
本社は名古屋、倉庫は蟹江、関東オフィスは千葉だ。


カラータンク


灯油タンクにホイールをつけたのもタンゲ化学が最初。
単純に見えて、実は樹脂成型の技術が詰まっている。


 

会社概要
タンゲ化学工場株式会社 甚目寺工場

創業 : 昭和7年
設立 : 1960(昭和35)年
代表者 : 代表取締役 丹下明則
資本金 : 1,000万円
従業員数 : 20名
事業内容 : プラスチック製家庭用品の製造および販売
所在地 : あま市下萱津新替998番地(甚目寺工場)
URL : http://www.tange-kagaku.co.jp/
電話 : 052-451-3291(本社)
ファクス : 052-451-3294

このページに関するお問い合わせ

建設産業部 商工観光課

あま市七宝町沖之島深坪1番地
電話:052-441-7118 ファクス:052-441-8387
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