愛知県指定文化財:彫刻

ページ番号1004707  更新日 平成31年4月24日

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木造仏頭(もくぞうぶっとう)

 蜂須賀の蓮華寺に伝わる仏像で、平安時代、藤原期よりも早い時期のものと考えられている。漆箔の如来像の一部で、高さは33cmである。
(昭和33年3月29日指定)

木造仁王像(もくぞうにおうぞう)

 像高は約350cm。甚目寺の南大門に安置された仁王像である。鎌倉時代を思わせる作風から、伝承では鎌倉時代の仏師運慶といわれていたが、平成20年(2008)の調査により慶長2年(1597)に福島正則によって奉納されたことがわかった。また、「錐点」と呼ばれる木材を削るときに雛型や設計図との縮尺比をはかるために付けられた穴がいくつか残っており、原型となる元の像が伝来していた可能性もある。足元から見上げる際に最も整った造形になるように設計されており、造形的に優れるばかりでなく、年紀・奉納者・作者の判明する桃山時代における仏像彫刻の一級資料といえる。
(昭和33年6月21日指定)

仁王像写真

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