あま市指定文化財:工芸

ページ番号1004713  更新日 平成31年4月24日

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梵鐘(ぼんしょう)

 七宝町桂の法光寺にある梵鐘。もともとは元和4年(1618)に、遠江国周智郡(現静岡県袋井市)村松の神明社に久野城主久野丹波守宗成より寄進されたものだが、明治維新の神仏分離により処分され、明治10年に法光寺に移された。
(平成8年2月1日指定)

雲版(うんばん)

 七宝町桂の廣濟寺にある雲版。銘により、尾張藩鋳物師頭水野太郎左衛門家の分家である水野家第7代矩達の作と考えられている。雲版は食事などの合図に打ち鳴らす禅宗特有の法具である。
(平成12年11月1日指定)

間取り花鳥文大花瓶(まどりかちょうもんおおかびん)

 高さ152cmという非常に大きな作品で、明治30年前後に制作されたと思われる当時でも最大級のものである。作品自体に作者の落款銘はないものの、下絵が林小傳治(はやしこでんじ)宅に伝え残されていたことから、林小傳治の作品と考えられる。
 花瓶の表と裏の二面に窓といわれる区画があり、その中に図柄が描かれ、表側は雌雄の雉、竹、牡丹の花などが咲き乱れる、力強さを感じられる図柄になっている。また、裏面は文鳥、芙蓉、白藤など穏やかな柔らかさが表現されている。基部の歪みは作品自体の重みに耐えられるよう、あえて捻りを入れたつくりになっている。
(平成27年1月27日指定)

七宝焼写真

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