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株式会社ワコウ

更新日 平成28年4月4日

あま市のスゴ技
理美容クロス&業務用エプロン
トップイメージ

業界の常識を打ち破る画期的な製品を続々と

社屋の写真

美容院で着用するカットクロスやケープを日本で最初に輸出したワコウ。これは、創業者・松岡弓祐さんが、奥さんから「美容院に行くと着物が汚れる」と聞いたことから生まれたアイデア(そもそも松岡さんはコールドパーマーの名付け親だ)。このユニークな会長については、紆余曲折あり過ぎて語れば長くなるので割愛するが、自身の著書『漂えど、沈まず』に詳しく書かれているので、ぜひ読んでみていただきたい。
そして理美容クロスと同じく、新たな業界の常識となっているのがワコウの「業務用エプロン」。現社長の松田兼一さんが開発したエプロンは、今や給食調理をはじめとした、あらゆる食品加工分野のみならず、畜産・水産、化学・薬品、メディカルといった幅広い業種で高い機能性が認められ、いまや取引先は3,350社を超える。
柔軟な発想力と風通しのよい企業風土、「他社の真似はしない」というこだわりから生み出される製品の数々は、国内だけでなくアメリカやヨーロッパでも多くの特許を取得している。

「アウトソーイング」という生産システム

ミシンの写真

ところで、年間約60万枚にもおよぶ理美容ケープや業務用エプロンを生産しながら、ワコウには協力工場はあっても自前の縫製工場がない。海外にも出しているのかと思いきや、「古くから地元の内職の方々、県外では新潟、岐阜方面にもお願いしているんですよ」と社長。ワコウのモノづくりは、すべて地元を中心とした内職者の手によって支えられているという。その数、実に100名以上。中には50年近く縫製を続けている70代の女性もいるというから驚きだ。すべての製品を一つひとつ、人の手で縫製・畳み・検品・出荷まで行い、未経験者には縫製教育訓練の場も設け人材開発も怠らない。現代の大量生産方式とは真逆の生産方法には、品質への譲れないこだわりがあるからに他ならない。地元に暮らす方々を積極的に雇用することで、地域活性化や高齢化対策にも貢献。ワコウを育ててくれた地元への感謝と、メイドインジャパンを超える品質を両立する「アウトソーイング」の生産システム、それが同業他社には真似できない武器といえる。

高度なICTを内職さんにも活用

ICTの写真

ワコウのもう一つの特徴が、高度なICTの導入だ。人の手による地道で堅実な生産を支えるための独自のシステム“Wiz_system”を開発。受注から資材発注・生産・品質管理・出荷まで、すべての業務をシステム化することによって効率化を図ると同時に、トレーサビリティの確立も実現している。これにより発注・出荷ミスの撲滅はもちろん、より迅速な生産体制が可能となった。またケープやエプロンは見た目が同じような製品が多いのだが、出荷して数年経った後の「コレと同じものがほしい」といった声にもスピーディに対応できる。
さらに近い将来には、内職の方々に専用の端末を持ってもらい、現在の受注状況やこれまでの仕事の履歴がオンラインで確認できるようになるという。またスマートホン用のアプリケーション開発も予定しており、手元であらゆる情報を瞬時に共有したり、縫製のやり方を動画で観ることが可能となる。これなら岐阜や三重といった少し遠方に住む縫製経験者も安心して仕事を覚えることができるだろう。隠れた人財を活用した高品質なモノづくりネットワークは、今後さらに拡大すること間違いなしといえそうだ。

仕事は楽しんでナンボ

コーヒーメーカーの写真

「楽しい内職をしてほしいですからね。内職の方が皆イキイキして、仕事に誇りが持てる最先端の組織にしたいと思っているんですよ」。松田社長の言葉通り、ふろしきを手に会社にやって来る内職さんは、みんな笑顔だ。社内のホワイトボードには“コーヒー300円ケーキ付き”の文字が。社内にカフェでもあるのかと聞いてみると、若い女性社員が「落書きですヨ」と笑った。社内報も内職さん全員に配布し、内職さんと社員で旅行をするなど、コミュニケーションもバッチリ。今回の取材で、ワコウで働く方々全員が会社を愛しているのがよく伝わってきた。「仕事は楽しくなきゃね」そう笑顔で話す松田社長が、誰よりも仕事を楽しんでいるようだ。


あま市企業チャンネル


企業のココに注目

女性が多く清潔感のある会社


女性が多く清潔感のある会社。
毛髪落下防止を気にし、キャップをしながら作業をしている。


毎月発行している社内新聞


毎月発行している社内新聞「ワコウのミカタ」。社員だけでなくビジネスパートナーである内職さんにも業界情報やワコウの取り組みを紹介している。


会長の著書『漂えど沈まず』


創業者・松岡弓祐の著書『漂えど沈まず』(幻冬舎ルネッサンス刊)。
創業者の激動の人生がつづられている。


あま市の給食センター


あま市の給食センターでもワコウの製品を使用している。


 

会社概要
株式会社ワコウ

設立 : 昭和39年
代表者 : 代表取締役 松田 兼一
従業員 : 18名(内パート6名)
事業内容 : 理美容クロス製造販売・業務用エプロン製造販売
所在地 : あま市七宝町桂北海道2055番地
URL : http://www.wako-clothing.jp/
(理美容事業部)
電話 :052-444-3000
ファクス:052-444-5085
(ケータリングウェア事業部)
電話 :052-444-2634
ファクス:052-444-2050
 

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ページのお問い合わせ先

建設産業部 産業振興課 【七宝庁舎】
あま市七宝町桂城之堀1番地
電話:052-441-7114 ファクス:052-443-2571
Eメールでのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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