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安藤農園株式会社

更新日 平成26年1月14日

あま市のスゴ技
芽ネギ
トップイメージ

全国でも珍しい芽ネギ農家

社長さんの写真

スーパーではお目にかかれない高級食材「芽ネギ」を扱うこだわりの農園が、あま市にあると聞いて驚いた。芽ネギとは、葉ネギを芽吹いた直後に収穫したネギのこと。主に料亭や寿司屋でよく使われている。枇杷島に市場があったことから、戦前は甚目寺地区でも芽ネギを栽培する農家が4~5軒あったというが、今ではココ1軒のみ。しかも、水耕栽培ではなく昔ながらの土耕栽培にこだわった生産農家は全国でもほとんどないという。「芽ネギは連作ができないから、収穫が終わったら土を全部入れ替えて1年半~2年半畑で休ませるんです。それが大変だから、どこもやりたがりません(笑)」と、教えてくれたのは、社長の安藤博己さん。同業者が水耕栽培に移行する中、あくまで土にこだわってきた。「土耕のものには爽やかで優しいネギの香りがあり、口当たりも非常に柔らかです。繊細な料理に使う食材だから、大変だろうがそこは譲れないんですよ」。
ネギの「芽」という非常にデリケートな食材だけに、流通にも苦労があった。湿気を含むと腐るため乾かしていたが、そうするとネギの命である香りやみずみずしさが抜けてしまう。パッケージを何度も変更したがなかなか改善されず、悩みぬいた上でたどり着いたのは「経木」だった。「やはり自然のものにはかないませんね。原点回帰ですよ」。収穫したての極上の味が、そのままお客様に届く。それは安藤さんにとって、悲願の達成でもあった。

頼もしい後継者が誕生

作業場の写真

作業場をのぞくと、収穫した芽ネギを種やごみを除去し、揃えてきれいにカットする機械があった。聞けばこの機械、社長が考案し製造したものだとか。疑問があればとことん追求せずにはいられない、あふれる探究心。そして飽くなき向上心。実にカッコいい!
専務であり息子の博一さんも、そんな社長によく似ている。自衛隊のパイロットとしてエリート街道を突っ走ってきた彼は、「この農法を絶やしたくない」と後継者となった。そこでは毎日が喧嘩だったという。「社長が培ってきた経験を無駄にしないために、少しでも肌に入れていこうとしているんですが、僕が『これはどういう理由でやっているのか』といちいち聞くもんですから…」と苦笑い。「社長の頭の中にある設計図をデータ化することが僕の使命。何せ父の頭の中のことは誰も分かりませんから(笑)」。
しかし、それが新しい刺激になっていることは間違いない。社長の時代には25分で行っていた機械の工程を現在は2分に改良できるようになったのも、博一さんがもたらした技術革新だったのだ。博一さんの決意によって土耕芽ネギの未来は救われた。大げさかもしれないが、後継者不足で素晴らしい事業が次々と途切れていく中、その決断に大きな敬意を表したい。


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土


収穫後は、砂をのぞいて土だけを休ませる。


畑・収穫しているところ


むしろをとって2日、緑になったところで収穫。


機械


現在の機械は5代目。修理もできる限り自ら行う。


経木をはさんでいるところ


鮮度維持の要が「経木」。この発見で格段に品質が向上した。


 

会社概要
安藤農園株式会社

代表者 : 代表取締役 安藤博己
事業内容 : 温室促成栽培
所在地 : 愛知県あま市中萱津南宿179番地
URL : http://www.ando-farm.co.jp/
電話 :052-444-3660
ファクス:052-444-3660
 

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ページのお問い合わせ先

建設産業部 産業振興課 【七宝庁舎】
あま市七宝町桂城之堀1番地
電話:052-441-7114 ファクス:052-443-2571
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