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愛知化製事業協業組合

更新日 平成28年4月6日

あま市のスゴ技
レンダリングで命をつなげる
トップイメージ

食肉になった後の家畜はどうなる?

食卓の写真

家畜がどう育てられて、食肉になり、流通するのかは学校でも教えられてきた。しかし、食肉になった後がある、ということは、恥ずかしながら、全く意識せずに生きてきた。おそらく多くの人もそうだろうと思う。しかし、今考えたらおかしな話で、命を語るには生も死の姿もきちんと知るべきなのだ。

食肉以外の副産物を再利用する「レンダリング」

家畜の写真

ところで食肉になった“その後” を担う企業が「愛知化製事業協業組合」である。堀田さんによると、牛の重量に対して約4 割が食肉として流通し、約6割が骨や内臓、皮、血液などの畜産副産物なのだそうだ。豚は5割弱、鶏は5 割が畜産副産物である。「食べられないもの」イコール「捨てるもの」だと思っていたが、そうではない。これらはきちんと選別されて再利用されているという。「これを“レンダリング” と言います。畜産副産物に付加価値をつけ、求められる形に再利用することで、いのちの循環を行います」。

レンダリングで実現するリサイクルシステム

飼料や肥料の写真

レンダリングによって生み出されるのは、飼料や肥料、マーガリン、ラーメンスープのエキス、医療用カプセル、コラーゲン、化粧品、お菓子、接着剤など。どれも日々お世話になっているものばかりだ。
愛知化製では、鶏と豚から飼料や肥料の原料を作っている。製品にするには、大まかにいうと1.骨や内臓を砕く→2.大型のクッカーで揚げて水分を飛ばす→3.高圧搾機で油を搾る→4.粉砕して粉状にする→5.出荷、の手順で行われる。
そうしてできたものは、手で触ってもサラサラふかふかしている。匂いを嗅いでみると、確かに豚のにおいがした。そもそもこれが内臓や骨だったなんて…とても想像ができない。すごいリサイクルだ。

頂いているいのちを無駄にしたくない

牛や豚の皮の写真

工場の中を見せてもらった。毛のついたじゅうたんみたいな牛や豚の皮が1週間塩漬けされ、皮革の原料として、きちんと畳んで保管されていた。その数がすさまじい。食肉になるというのは、こういうことなんだ、とハッとさせられる。絶え間なく肉になる家畜たちがいるということは、絶え間なく工場を動かし続けなくてはならないということだ。「だからこそ生産者に還元したり、世の中や死んだ家畜たちに対しても、いい形で循環していかないといけないなと思っているんですよ」と堀田さん。

新たな挑戦はいつも楽しい

工場の写真

牛由来副産物はBSE以降、再利用されず焼却処分されていたが、本年度より飼料として利用できるようになったため、新たなラインを設けた。思い描くのは、牛から出来た製品を養殖魚の飼料にすること。「今は養殖魚の餌が高騰していますが、この飼料ならコストを低くできる。BSEがあったことで、使いづらいイメージがありますが、実はこの肥料を使った果実は、糖度が増して美味しくなるんです。これが導入されたら、最終的には美味しい養殖魚が安く手に入るようになるんじゃないかな」。新しいリサイクルの輪が広がるよう、堀田さんは日々挑戦し続ける。


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企業のココに注目

集荷


実は集荷が最も重要な過程。
迅速に運び、即処理することが、原料の高い品質につながるからだ。


臭いを大幅にカット


鶏豚・牛ラインの各工程から排出される臭気を吸引して薬液や活性炭で処理することによって、臭いを大幅にカット。住宅街にあるため環境衛生には配慮を欠かさない。


塩漬けの牛皮・豚皮


塩漬けの牛皮・豚皮。塩漬けすることによって脱水され、原皮の長期保存が可能に。


牛の油はボイラー燃料として再利用


牛の油はボイラー燃料として再利用。あますところなくいのちを頂いている。


 

会社概要
愛知化製事業協業組合

設立 : 昭和50年12月
代表者 : 代表取締役 堀田光政
資本金 : 5,000万円
従業員 : 48名
事業内容 : 化製業
所在地 : あま市西今宿平割四78番地
URL : http://aichikasei.jp/
電話 :052-444-3366
ファクス:052-444-3370
 

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ページのお問い合わせ先

建設産業部 産業振興課 【七宝庁舎】
あま市七宝町桂城之堀1番地
電話:052-441-7114 ファクス:052-443-2571
Eメールでのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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