使用済みの食用油から持続可能な航空燃料「SAF」へ
SAFとは
SAFとは、持続可能な航空燃料「SAF(Sustainable Aviation Fuel)サフ」のことであり、原料となるバイオマスや使用済みの食用油((以下「廃食油」という。)、都市ごみなどの生産・収集から、製造、燃焼までのライフサイクルで、従来の航空燃料に比べて温室効果ガスの排出量の大幅な削減が期待できるとともに、既存のインフラをそのまま活用でき、温室効果ガスの排出量の大幅な削減が期待されています。
国は「航空脱炭素化推進基本方針」において、2030年時点で本邦エアラインによる燃料使用量の10%をSAF※に置き換える目標を掲げ、県では温室効果ガス排出量を2030年度には46.0%削減(2013年度比)し、2050年までにカーボンニュートラルを目指しており、達成に向け、航空分野ではCO2削減効果の高いSAFの活用が重要な手段と考えています。
あま市のSAFへの取り組み
現在、あま市において、家庭系及び事業系廃食油の収集は行ってはいませんが、あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会への参加をしています。
家庭系の廃食油については、収集開始に向け準備を進めています。
また、株式会社アオキスーパー及び日本航空株式会社が実施する「すてる油で空を飛ぼう」に賛同しています。
これは中部地方初の取り組みで、国産SAFの原料となる家庭からの廃食油をアオキスーパーの店頭で回収し、その廃食油を飛行機の燃料として再生させるものです。
あま市内では、令和7年9月7日(日曜日)からはアオキスーパーあま坂牧店、令和7年10月26日(日曜日)からはアオキスーパー甚目寺店で回収を開始しました。
回収開始にあたり、あま市長がスターティングセレモニーに参加しました。
あま坂牧店のスターティングセレモニーにおいては、あま市が誇る、オリンピック・フェンシング世界選手権の金メダリストである加納虹輝選手も参加されました。
9月7日 アオキスーパーあま坂牧店 スターティングセレモニー


10月26日 アオキスーパー甚目寺店 スターティングセレモニー

廃食油について
◎回収可能な廃食油
常温で液体の植物性油
(例)サラダ油、ごま油、なたね油、コーン油、紅花油、米油、大豆油、ヒマワリ油、オリーブオイル 等
◎回収不可能な廃食油
・常温で固形の植物性油 (例)マーガリン、ショートニング、パーム油、ヤシ油
・鉱物系油 (例)灯油、エンジンオイル
・動物性油 (例)バター、ラード、魚油、鯨油
・食品や香辛料など混ざった油 (例)ドレッシング、ラー油、ネギ油、フレーバーオイル
・事業系油 (例)飲食店など事業から出る油
このページに関するお問い合わせ
市民生活部 環境衛生課
あま市七宝町沖之島深坪1番地
電話:052-444-3132 ファクス:052-445-3856
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