方領大根
いわれ
江戸時代にあま市方領地内(甚目寺地区)が原産地であることから、方領大根と呼ばれるようになりました。
栽培の歴史
起源は明らかではないが数百年前と言われ、あま市方領地内(甚目寺地区)が原産地とされています。安永3年(1774年)尾張徳川候が、放鷹のおり、村人がこの大根を献上したところ「太く、大きく、且つ美味」であると賞賛し、尾張大根の名称で全国的に名前が知られました。また、関東の練馬大根は方領大根から発祥したとも言われています。明治14年には大字方領の篤農家20余名により海東郡方領大根採種組合を組織して、優良種子の採種に取り組み、品種改良により早生方領大根が生まれ、昭和19年に大日本種苗協会から有功賞がさずけられました。しかし、昭和40年代には、青首ダイコンにおされ栽培は減少し、地元農家の自家消費野菜になりました。
現在では「あいちの伝統野菜」に認定され、原産地のまちおこしとして取り上げられ、市の伝統野菜の代表格です。
※江戸時代の書物の「尤草子(もっとものそうし)」の中に「色雪のごとく白く、甘きこと飴のごとし」と記述されています。
主な栽培地区
特徴
旬は12月~2月。葉が横に開き、根(ダイコン)首部を覆う。根は白く、水牛の角のように湾曲したものが良品とされています。大根の肉質は緻密で煮くずれしにくく、「ふろふきダイコン」として絶品と言われています。
このコーナーは、あま市の特産・伝統野菜を広くみなさんに知っていただくことを目的とし、海部東部地区農業改良推進協議会監修のもと作成・編集を行っています。
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