子どもをタバコから守ろう!

ページ番号1009031  更新日 令和6年3月4日

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タバコの危険

タバコによる事故が多発

 乳幼児に起こりやすい事故として、本来飲み込まない物を間違えて飲んでしまう(誤飲)事故が上位にあげられています。その中には、吸い殻を空き缶やペットボトルに入れたものを飲んだり、加熱式タバコのカートリッジを食べてしまうなどのタバコを誤飲するケースが多く報告されています。

 また、歩きタバコによる火傷も危険です。ベビーカーに乗っている赤ちゃんの顔の高さは、ちょうど歩きタバコの手の位置です。道路や公園など子どもが多い場所での喫煙は特に危険です。

 

喫煙によるさまざまな影響

 女性の喫煙による妊娠出産への影響として、早産、低出生体重・胎児発育遅延などがあります。また、妊婦本人の喫煙だけでなく受動喫煙であっても、乳幼児突然死症候群の要因となります。

 成長期の子どもがタバコの煙を吸うと、風邪をひきやすくなったり、気管支炎、喘息発作、中耳炎などいろいろな病気にかかりやすくなります。

三次喫煙(サードハンド・スモーク)をご存じですか?

 タバコを吸った屋内の絨毯や壁紙に付着したタバコの成分を吸ってしまうことを三次喫煙と言います。

 喫煙によって発生したタバコの煙は、喫煙者の毛髪や衣類、家具や壁紙、カーテン、玩具、自動車の内装、エアコンの表面に付着した後、有害物質が少しずつ揮発し続けます。タバコの煙が見えない環境でも、受動喫煙と同様にタバコ由来の有害物質にさらされてしまうことになります。

 また、部屋で過ごす時間が長い乳幼児は、三次喫煙による影響が心配です。

 換気扇を回しても空気清浄機を使用しても、空気中のタバコの有害物質を完全に取り除くことはできません。三次喫煙を防ぐには禁煙が必要です。

加熱式タバコ、電子タバコも害です!

 加熱式タバコもタバコ葉が材料であるためニコチンが含まれます。加熱式タバコは煙がほとんど出ない代わりにその喫煙者が出す息には多くの有害物質が含まれるので受動喫煙のリスクがあります。

 ニコチンの有無にかかわらず、電子たばこによっては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどの発がん性物質を発生する香料などを含む溶液を電気的に加熱し、発生させた蒸気を吸入するため、健康への影響が懸念されます。

 ニコチンや発がん性物質にさらされるという点で、すべてのタバコが健康に影響します。

あま市の現状

グラフ

 令和4年度のデータによると、妊娠中及び育児期間中(0歳~3歳)の両親の喫煙率は、愛知県の平均より高くなっています。あま市では、令和8年度の目標値に向け禁煙に関するさまざまな取り組みをしています。

あま市の取り組み

幼少期からタバコの害について啓発しています

防煙教室

 各保育園・こども園・幼稚園へ出向き、「防煙教室」を開催しています。

 防煙教室では、タバコについての紙芝居を読み、タバコを吸うと肺の中に溜まるタールの入った瓶を見せ、子どもたちにタバコの影響をわかりやすく説明しています。

 タール瓶は園児にとってインパクトが強いようで、「汚い」「気持ち悪い」と感想がでました。また、「パパのタバコは良いタバコ」との発言がありますが、臭いが少ないからといって呼気による受動喫煙の影響がない訳ではありません。

 特に子どもは、受動喫煙による健康への影響が大きいため「煙を見たら近づかない事!」をお約束してもらっています。

 

乳幼児健診時に希望者には禁煙パンフレットをお渡ししています

 喫煙者が喫煙のメリットとして感じるストレス軽減効果は、あくまでニコチン切れによる離脱症状の緩和にすぎません。そのため喫煙以外に運動したり趣味を持ったりするなどのストレス解消方法を考えましょう。

 保健センターでは乳幼児健診時に保護者の方に喫煙について確認し、禁煙を希望する方には、禁煙をサポートしてくれる病院等が記載されたチラシをお渡ししています。

 タバコを「やめたい!」と思ってもなかなかやめられない方も多いのではないでしょうか。「タバコをやめたい」と思ったときは一人で悩まず、周囲の仲間の力や医療機関の力を借りましょう。

 あま市では、タバコをやめたいあなたを応援します!

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このページに関するお問い合わせ

子ども健康部 健康推進課(甚目寺保健センター)

あま市西今宿馬洗46番地
電話:052-443-0005 ファクス:052-443-5461
Eメールでのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。