国指定文化財:建造物

ページ番号1004700  更新日 平成31年2月5日

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甚目寺 南大門(じもくじ なんだいもん)

 あま市に現存する最も古い木造の建造物で、伝説によると建久年間に源頼朝の命により梶原景時が奉行をつとめ建立したとされる。明治35年(1902)の解体修理の際に、「建久七年造立」と書かれた墨書が見つかっている。門は入母屋造(いりおもやづくり)、こけら葺きの楼門建築で堂々とした建物である。門内の木造仁王像は愛知県指定文化財で、戦国武将の福島正則の寄進による。
(明治33年4月7日指定)

南大門

甚目寺 三重塔(じもくじ さんじゅうのとう)

 欄干の擬宝珠(ぎぼし)の銘によると、寛永4年(1627)に寄進により建立された。天正13年(1585)の地震で倒壊し再建されたと伝わっている。江戸時代の建築ではあるが、可能な限り古材を活用し、形式としては室町時代の様式をそのまま伝えているといわれる。かつて三重塔内に、国指定文化財となっている「愛染明王坐像」が安置されていた。
(昭和28年11月4日指定)

三重塔

甚目寺 東門(じもくじ ひがしもん)

 寛永11年(1634)建立と言われ、銅版葺、四脚門、切妻造という桃山時代の様式を残している。明治24年(1891)の濃尾地震で倒壊したが、そのまま起こされたと伝わっている。門は上街道(津島街道)に面しており、街道は清洲の須ケ口で美濃寺と分かれ、甚目寺観音に至り、木田を通り津島へと向かう。
(昭和28年11月4日指定)

東門写真

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