国指定文化財:絵画

ページ番号1004701  更新日 令和6年4月2日

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絹本著色不動尊像(けんぽんちゃくしょくふどうそんぞう)

 縦158.7cm×横85.4cm。平安時代後期の作で、身に着ける装飾品や髪のまとめ方などから天台宗の円珍系統の影響を指摘されている。日本三不動のひとつに数えられ、青不動ともよばれる。不動明王は人々を正しい道に進ませるために大日如来が変化したもので、怒りの表情を表し人々を見つめている。
 東京国立博物館に寄託されているが、甚目寺歴史民俗資料館で複製を見ることができる。
(明治34年3月27日指定)

絹本著色仏涅槃図(けんぽんちゃくしょくぶつねはんず)

 縦258cm×横237cm。鎌倉時代に描かれたもので、当時の涅槃図で用いられていた様式をそのまま伝えている。この涅槃図には、画面左下付近に通常描かれることはない、「施入檀那(せにゅうだんな)」と記した和風の尼僧が描きこまれている点が特徴的である。この人物は本図を寄進した人物といわれている。
 京都国立博物館に寄託されているが、本図も甚目寺歴史民俗資料館で複製を見ることができる。
(明治34年3月27日指定)

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