一人ひとりに向きあい、寄り添う訪問介護を目指して  合同会社 寿桃(令和元年創業)

ページ番号1006382  更新日 令和2年4月14日

印刷大きな文字で印刷

合同会社 寿桃

利用者に寄り添える訪問介護をしたいと開業

事務所写真

 介護施設で10年間支援員として働き、そこで大勢の利用者さんをケアしてきましたが、待たせたり、我慢を強いたりすることがよくありました。そのたびに一人ひとりに丁寧にケアがしたい、向き合った支援がしたい、そういう思いが大きく膨らんだ結果、思いついたのが訪問介護です。

 介護を必要としている人も本当は自宅で過ごしたいと思う人は多いはず。ただ家族が介護できない、負担が大きいといった理由でやむなく施設に頼っているのです。在宅介護であれば一人ひとりに寄り添うことができ、住み慣れた地域で安心して自分らしい生活を送れます。国も在宅介護や訪問介護を推進していることを知り、これからは在宅介護の需要が増えると考えて思い切って創業してみようと一歩を踏み出したのです。

商工会のアドバイスや創業支援制度を活用

事務風景

 とはいえ、どのような組織体にするのか、どうやってお客様を集めるのかも全く手探りでした。自分自身は10年間の経験値もあり、介護福祉士、行動援護従事者、難病患者など、ホームヘルパーやガイドヘルパー介護に必要な資格は持っていますが、いざ会社を立ち上げて経営していくことに関してはまったくゼロからのスタート。不安に包まれながらもネットなどでいろいろ調べるうち、あま市の創業支援プロジェクトを見つけ、まずは商工会に相談しました。雇用保険の手続きや、キャリアアップ助成金、融資など、多岐にわたり有益なアドバイスをいただけたのは、大きな収穫でした。その後合同会社をつくることを決めて登記し、3カ月後には事業所を開設することができました。  

 開設後は、まずお客様集めからと思い、以前からご縁のあった社会福祉協議会にもお声かけするなど、できることからはじめました。

利用者もスタッフも元気になれる会社を目指して

岡本写真

 事業所名の「寿桃(すもも)」は、以前一緒に暮らしていた愛犬「モモ」からネーミング。場所はかつて育った実家をほとんど手づくりで改装して、住まい兼事業所として利用することにしました。事業所開設にあたっては、ヘルパー2級以上のスタッフが最低2.5人以上は必要なので、お客様を集めると同時にスタッフ集めもしなければなりません。利用者さんも週1時間3回の方や、平日毎日の方など、ご依頼の内容はさまざまなので、スタッフの配置やコスト管理など、計画通りに行かないことも多く、軌道に乗せるのはなかなか大変です。それでも思い描いていた通り、1対1で利用者さんと向き合い、待たせることなく支援することができているので、創業してよかったと実感しています。

 今は自分自身も動かないと回っていかないのですが、経営者としても成長しながら小規模でもスタッフがイキイキと働き続けられる会社を目指したいですね。

企業情報

企業名:合同会社 寿桃

代表:岡本 由希子

住所:〒497-0012

あま市七宝町下田西長代1353-1

電話:052-441-3955

Eメール: sumomo214@gc4.so-net.ne.jp

このページに関するお問い合わせ

建設産業部 商工観光課

あま市七宝町沖之島深坪1番地
電話:052-441-7118 ファクス:052-441-8387
Eメールでのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。