市長あいさつ（9月）

日中はまだ汗ばむ暑さですが、朝夕は過ごしやすくなってまいりました。

9月1日は「防災の日」です。
先月26日（土曜日）に、あま市立七宝北中学校グラウンドにて、国・県、その他防災関係機関や民間団体の協力のもとに実施いたしました「あま市総合防災訓練」には、市内各地区の自主防災会や消防団の皆さんをはじめたくさんの市民の方々にご参加いただきました。当日は、地震の発生を想定し、水防工法や災害資機材体験、初期消火や災害に役立つロープワークなど、いざという時に備えてさまざまな訓練をしていただきました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
地震以外にも、自然災害には津波・台風・大雨・洪水などその種類は多岐にわたります。夏から秋にかけては、台風シーズンです。7月下旬に発生した台風6号では、暴風や高波の影響で沖縄県内の多くの世帯で停電・断水が発生し、その後進路となった九州地方でも線状降水帯が発生するなどして、大きな被害をもたらしました。その後、8月上旬に発生した台風7号は関西地方に上陸し、あま市にも暴風警報が発令され、市内3カ所に避難所を開設いたしました。8月22日にはあま市付近で1時間に約100ミリの猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が発表され、市内の一部では道路冠水も見受けられました。
災害はいつどこで起きるかかわかりません。災害発生直後は、自ら守る「自助」と、地域で助け合う「共助」が重要となってきます。「防災の日」を機に、今一度、ご家庭内の安全対策、非常持ち出し品や備蓄品の準備、避難場所や避難経路の確認など、災害への備えをしていただきますようお願いします。あま市では、毎年各地区で自主防災会や地域コミュニティが主催する防災訓練も行われていますので、ぜひ積極的に参加していただき、防災力を高めていただけたらと思います。一緒に災害に強いまちづくりを進めましょう！

令和5年9月　あま市長　村上浩司