株式会社竹内金型製作所

ページ番号1003811  更新日 平成31年4月1日

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あま市のスゴ技

オールマイティに活躍する金型メーカー

トップイメージ


納期の壁を技術力で乗り越えて


社長さんの写真

金型を単なる「型」だと思ったら大間違いだ。量産される工業製品はすべて金型によって生み出される。つまり、モノづくりはココから始まるといっていい。「金型は精度1000分の1の世界なんですよ」と教えてくれたのは専務の竹内博昭さん。実質的な二代目だ。
博昭さんの父である社長の芳一さんは、金型職人だった。「昔は、金型製品ほとんどが手作業。職人次第ということもあり、取引先が頼みこんで…という時代だったそうです」。そんな殿様商売だった時代は終わり、徐々に金型業界も機械化へシフトしていく。「今では3Dモデル通りに仕上がる高速加工機もありますからね。今は納期やコストダウンの要求が相当厳しくなりましたね」。
驚くことに、受注から納入までなんと15日から20日というものもあるといいます。その間に、打ち合わせはもちろん、クライアントから与えられた製品の図面・データから、製品や金型として成り立つモデリングを行い、構造設計、それに伴う電極やスライドなども3次元モデルにし、CAM(切削の軌跡をデータで作製)、NC加工、仕上げや合わせを行い、最終的には社内で成型トライ、製品チェックもできる体制になっている。「『いいものを短納期で』ということを常に意識しています。そうすれば間違いなく仕事は来るはず。モノづくりに関しては自信がありますからネ」


専務の顔写真

しかし裏返すと、納品まで15日ということは半月で仕事が終わってしまうことでもある。手切れの良すぎる仕事の中で、会社の経営を担うべき立場となった博昭さん。自動車部品・電化製品専門の職人型企業に迷いが生じたのは約15年前だ。「そのころから車や電化製品は減る一方だと感じていて。仕事を拡大するにはと次の一手を模索していました。そんな中で、目をつけたのが運搬用の容器。自動車部品や食品(パン・野菜・果物・魚など)を運搬するケース、買物かごなど。どんなものでも入れ物に入れて運ぶでしょ」。
14年ほど前から本格的にプラスチックケースを手掛け始めた。コンビニの買物かご、100円ショップで大人気の整理用ケース、ごみ箱…どれも見たことのあるものばかりだ。「でしょう?自分たちの作ったものはどれも愛おしい。そしてそれがみんなの使っているものだったりするとウレシイし、何より作っていても楽しいですね」。
メーターやエアバッグなど非常に技術を要する金型を扱っているにも関わらず、コンテナや日用品なども幅広く行うオールラウンドプレイヤーだ。「とにかく頼られる企業にならないと。そのためには信頼を得続けないといけないから…大変ですよ」。苦笑いするも、製品への愛着だけは隠しきれない。次なる目標は特許製品の開発だ。日々の中で「新しくて面白いもの」をいつも模索し続けている。


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企業のココに注目


設計図を作成


2次元又は3次元の製品データを基に、金型として実際に製作できるかを考え、モデルデータを作成。


AQ750L


インデックステーブルを装備、4軸加工が可能。高速かつ高性能な最新鋭の工作機を導入し、常に好機に備えている。


金型の写真


日用品から自動車部品まで、普段見ることのない小さな部品から日常よく使うものまで、様々なものが「金型」から生み出される。


社員との親睦会


社員との親睦会も楽しみのひとつ。食事会やバーベキュー、ボーリング大会など様々な企画で絆を深めている。


 

会社概要
株式会社竹内金型製作所

設立 : 昭和45年2月
代表者 : 竹内 芳一
資本金 : 1,000万円
従業員 : 28名
事業内容 : プラスチック金型の設計製作
所在地 : あま市七宝町川部四反田27番地
URL : http://www.tkss.co.jp/
電話 : 052-444-8206
ファクス : 052-444-3811

このページに関するお問い合わせ

建設産業部 商工観光課

あま市七宝町沖之島深坪1番地
電話:052-441-7118 ファクス:052-441-8387
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