安全・安心・快適なまちづくり ~次代につなぐ持続可能なあま市を目指して~

ページ番号1010432  更新日 令和7年12月10日

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安全・安心・快適なまちづくり ~次代につなぐ持続可能なあま市を目指して~

 10年先、100年先の世代へと引き継いでいける「次代につなぐ持続可能なあま市」を実現するには、「安全・安心・快適なまちづくり」の取組を着実に進めていく必要があります。
 そこで、令和9年度より導入する都市計画税を活用し、市街化区域において順次下水道(雨水)整備を進めていくなど、新たな防災まちづくりに取り組んでいきます。
 なかでも下水道(雨水)整備は、近年、線状降水帯の発生による集中豪雨が激甚化するなか、ほぼ全域が海抜ゼロメートル地帯である本市にとって、市民の皆さまの生命や財産を守るうえで欠かせない事業です。
 このため、最優先に取り組むこととし、先行して令和7年度より計画づくりのための調査を開始しています。

下水道(雨水)整備

 浸水被害を予防・軽減するため、市街化区域内において、排水施設、雨水貯留施設などの排水対策を計画的に実施します。

【市街化区域における冠水発生の状況】

市街化区域における冠水発生の状況。左から、伊福区における2020年9月の台風10号による冠水発生、木田区における2020年9月の台風10号による冠水、上萱津区における2024年8月の台風10号接近に伴う大雨による冠水の写真。

【現状のイメージ】

 現状では、農業用排水路などを経由して小規模な排水機場へ雨水を流し、河川へ排水しています。
 集中豪雨などの場合には、河川や排水路の増水により排水が間に合わず、市街化区域での冠水・浸水が発生する原因となっています。

下水道(雨水)整備のイメージ。雨水排水について、現状は農業用排水路により小規模な排水機場へ雨水が送られ、河川へ排水する仕組みになっています。

【整備後のイメージ】

 新たに取り組む下水道(雨水)整備では、雨水専用の排水管とともに、一時的に雨水を溜めておくためのオープン式貯留施設や雨水貯留槽を設置します。また、雨水貯留槽の地上部活用を検討(道路・公園など)します。
 河川が増水している間は、貯留施設や貯留槽といった十分なスペースを確保し雨水を溜めておくことで、市街化区域での冠水・浸水を予防・軽減することができます。
 貯留施設や貯留槽に溜めた雨水は、河川の水位が下がり安全を確認したのち、排水機場を通して河川へ排出します。 

下水道(雨水)整備後のイメージ。線状降水帯などによる大雨に対応できるように、雨水排水用の雨水管や雨水を貯めておく貯留槽、雨水排水機場を整備します。

<実施状況・予定>

令和7年度 
  • 現況水路の調査

 下水道(雨水)整備にあたり、策定する下水道全体計画や都市計画決定などの法定手続きに向けて、市街化区域における現況水路を把握する調査を行います。

令和8年度以降実施予定
  • 浸水シミュレーションの実施
  • 全体計画及び段階的整備計画の策定
  • 都市計画決定手続
  • 整備事業などの開始

このページに関するお問い合わせ

上下水道部 下水道課 【木田上水道配水管理センター】

あま市木田戌亥34番地
電話:052-441-7116 ファクス:052-441-7137
Eメールでのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。