同和問題

ページ番号1002865  更新日 平成30年3月12日

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同和問題って何?

 同和問題は、日本社会の歴史的発展の過程で形づくられた身分差別により、現代においても特定の地域出身であることや、そこに住んでいることを理由に、日常生活の中で差別を受けることがあるという重大な社会問題です。
 現代の同和地区に対する差別や偏見は、封建時代に、民衆を支配する手段として、政治的、人為的につくられた封建的身分制度に始まるといわれています。
 1871(明治4)年8月、明治政府は、長い間苦しめられた江戸時代の賤民身分の人々に対し、「今後、身分・職業とも平民同様にする」という、いわゆる解放令を出しましたが、現代においても、同和地区や被差別部落に対する偏見により結婚や就職などの面で差別を受けることがあるという問題が続いているのです。
 これまで、同和問題の解消に向けて積極的な取組みを進めてきた結果、道路や住宅などの生活環境の改善はすすみましたが、依然として差別意識は根強く残っており、近年、インターネットなどのメディアを利用して差別的情報を掲示、流布するといった新たな問題も発生しています。
 同和問題は、単に知識として知っていても、それだけでは解決になりません。身近なことになると、「悪いとはわかっているが、他の人たちがそうなら仕方がない」など、世間体を理由に正しい判断ができなくなることがあります。しかし、このような考え方は、結果として差別を助長することになります。
 同和問題の解決のためには、人権問題であるという認識をもち、誰もが生まれた場所や住む場所で人を判断することのない社会になるよう主体的に取り組む姿勢が大切です。

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