市長あいさつ（3月）
三寒四温の季節となり、暖かい陽射しが心地よく感じられるようになりました。
ピンク色の桃の花が春の陽射しに映え、春がすぐそこまで来ていることを教えてくれています。
今月11日には、東日本大震災が起きてちょうど3年になります。改めて、尊い命を失われた多くの犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。あま市では、被災自治体や愛知県市長会などの要請に呼応し、被災地復興のため継続的に職員を派遣しています。現在は宮城県七ヶ浜町に技術系職員を派遣しており、地元職員に混じって、全国から派遣された自治体職員とともに、復興のまちづくりのお手伝いをしています。今後ともあま市として出来うる限りの支援を続けていく考えです。
さる2月8日（土曜日）、あま市職員緊急参集訓練を抜き打ちで行いました。午前7時に市内で震度6強を観測したとの想定で、全職員を対象に緊急連絡網での伝達と安否確認、そして美和文化会館への参集、参集途上における情報収集後、各班（所属）ごとに初動体制を確認するとともに、発災後の段階ごとの対応をシミュレーションした災害対策本部員会議を開きました。また、宮城県石巻市で被災され、現在愛知県で避難生活を送られている方を講師にお招きし、被災時の状況やお気持ちを伺い、職員一同、緊急時への心構えを新たにしました。
参集訓練当日は、まったく想定外の大雪に見舞われましたが、勤務や用務のあった者を除き340名の職員が参集しました。今後もあま市民の安全安心のため、災害が発生した場合に迅速に行動が出来るよう、防災体制の強化に努めてまいります。
さて、3月といえば卒業シーズンです。あま市内の小中学校や高校でも卒業式が執り行われます。卒業生の皆さんは、4月からの新しい生活に期待と不安で一杯のことと思いますが、夢や希望を胸に、これから始まる新しい日々を、一歩ずつ着実に歩んでいかれることを心より願っています。ご卒業、おめでとうございます。
日本人選手を始め世界のアスリートたちの素晴らしい活躍に感動し、心が躍ったソチ冬季オリンピックも終わり、平成25年度も残すところあと一ヶ月となりました。卒業生の皆さんと同様に、それぞれの持ち場において、一日一日を大切にして、充実した日々を過ごしていただきたいと思います。
平成26年 3月
あま市長 村上 浩司
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