市長あいさつ（11月）

木々の葉が見事に色づく季節となりました。

 

この度の東京2020オリンピック競技大会において、あま市出身の武藤弘樹選手がアーチェリー男子団体銅メダルを、同じくあま市出身の加納虹輝選手がフェンシング男子エペ団体金メダルを獲得され、そのご活躍により、あま市の名が高まり、市民に夢と明るい希望を与えていただきました。

武藤選手、加納選手は、あま市出身の初のオリンピックメダリストであり、あま市の誇りです。お二人の功績を称えるため、市民栄誉賞表彰制度を創設し、先月4日に市役所本庁舎にて市民栄誉賞表彰式を開催し、賞状楯と記念品を贈呈いたしました。表彰式では、それぞれの競技で使用する用具を持ち寄って体験し合うなど、終始笑顔で過ごされ、和やかな雰囲気の中にも、次のオリンピックへ向けての意気込みを感じました。

武藤選手、加納選手は、競技は異なりますが、同じあま市出身で同い年でもいらっしゃいますので、今後親交を深めていただき切磋琢磨しながらさらに飛躍され、お二人がパリ2024オリンピック競技大会でも活躍されることを期待しています。

 

新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、新規感染者も減少し、現在は落ち着いた状況にあります。あま市では、感染防止対策を徹底し、秋恒例のイベントを開催します。

6日（土曜日）7日（日曜日）には、あま市文化協会主催の「第12回あま市文化祭」が、七宝公民館・美和文化会館・甚目寺公民館の3会場にて開催されます。七宝公民館・美和文化会館では作品展示と生花展示、甚目寺公民館では作品展示・生花展示に加え芸能発表会が開催されます。また、各会場にてスタンプラリーもお楽しみいただけます。文化協会会員の皆さんの日頃の活動の成果をぜひご覧ください。

 

21日（日曜日）には、美和文化会館にて、「あま市人権講演会」を開催します。

さまざまな問題を抱えた子どもたちが、同じ教室でともに学ぶことができる大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子先生にご講演いただきます。

他にも、七宝中学校・七宝北中学校代表生徒による人権作文発表、人権に関するパネル展示もご覧いただけます。この機会に人権について考えてみましょう。

 

20日（土曜日）から26日（金曜日）には、七宝産業会館にて、「あま市市民活動祭×あま市社会福祉協議会ボランティアフェスティバル『第5回あまのわ』」を開催します。

今年度は「つながるチカラ」をテーマに、あま市を盛り上げる市民活動団体・ボランティア団体の皆さんによる展示発表コーナーやミニ講座・ミニマーケットなどのほか、動画でバトンをつないで団体の活動を紹介するバトンリレー、学生パネラーと大人があま市について自由に語り合うオンライン討論会など、さまざまな催しを実施します。

 

26日（金曜日）～28日（日曜日）、七宝焼アートヴィレッジにて、「第39回七宝新作展」を開催します。

七宝町七宝焼生産者協同組合と名古屋七宝協同組合が約190年の伝統の技術・技法を受け継いだ伝統的工芸品「尾張七宝」の新作を発表します。期間中は、常設展示室も無料でご覧いただけます。この機会に、ぜひ尾張七宝の匠の技をご覧ください。

 

人と人との距離の確保やマスク着用・手指消毒など基本的な感染防止対策をしていただきながら、ぜひご家族お友達とともに、各会場に足をお運びいただき、文化の秋、芸術の秋をお楽しみください。

 

　令和3年11月　あま市長　村上浩司