適正受診のお願い

ページ番号1005275  更新日 令和7年8月8日

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医療費の適正化について

 医療費は、急速な高齢化や医療の高度化により年々増加傾向にあります。

 誰もが安心して医療を受けられる制度を維持するためにも、適正受診の心がけをお願いします。

できるだけ診療時間内に受診しましょう

 夜間や休日など一般診療時間外に開いている救急医療機関は、緊急性の高い患者さんを受け入れるためのものです。休日や夜間の受診は割増の医療費が設定されています。平日の診療時間内に受診することができないのか、もう一度考えてみましょう。

かかりつけ医を持ちましょう

 病歴や個人の体質などを把握しているかかりつけ医は、何かあったらすぐに受診・相談できるので大きな安心を与えてくれます。

 薬剤師もかかりつけを決めておくと、薬歴が分かるので、重複処方を防ぐことや、飲み合わせ、服薬の指導や相談にも乗ってくれます。

同じ病気で複数の病院を受診することは控えましょう

 同じ病気で複数の病院を受診することは、病院を変えるたびに、検査や処置、投薬などをやり直すため、医療費の無駄が発生します。

 「セカンドオピニオン」は、主治医とは別に診断や治療法などについて「第2の意見」を求めることですが、「重複受診」「はしご受診」は、同じ病気でいくつもの医療機関を重複して受診したり、次々と医療機関を替えてはしごして受診することです。

医師や薬剤師にジェネリック医薬品の利用について相談しましょう

 ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に製造販売されるもので、新薬と同じ有効成分を含み、同等の効能・効果が認められた医療用医薬品です。

● 先発医薬品に比べて薬の値段が5割程度やそれ以上安くなるものもあり、一人ひとりの自己負担や医療費の抑制につながります。
● 飲みやすいように薬の大きさや味・においの改良など工夫されたものもあります。
● 製造には国が厳しい規制や基準を定めており、安全と認められたもののみが販売されています。

 特徴やメリットを理解していただき、かかりつけの医師や薬局の薬剤師にご相談ください。

リフィル処方箋を知っていますか?1度の診察で最大3回まで薬の処方を受けられます

 リフィル処方箋は、定められた一定の期間内に繰り返し利用できる処方箋のことで、症状が安定している患者に対し医師の判断により処方されます。同じ処方箋で、医療機関の再診を受けることなく薬を受け取ることができますので、通院負担の軽減や医療費の削減が期待できます。処方を希望される場合は、かかりつけ医にご相談ください。 

※ 投薬量に限度が定められている医薬品(新薬や向精神薬等)及び湿布薬は対象外です。
※ 利用回数は医師の判断により、上限は3回です。

セルフメディケーションの推進について

 セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」(WHOの定義)です。

 適切な健康管理の下で医療用医薬品からの代替を進める観点から、医療費控除制度の特例として、『セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)』が施行されています。健康の維持増進および疾病の予防のために健診や予防接種等を受けていて、かつ、制度対象となるOTC医薬品の年間購入額が1万2,000円を超える場合、確定申告を行うことにより、1万2,000円を超えた額(上限金額8万8,000円)をその年分の総所得金額等から控除できる制度です。

 OTC医薬品とは、医師の処方せんなしにドラッグストアなどで購入できる医薬品で、例えばイブプロフェンを含んだかぜ薬やインドメタシンを含んだ湿布薬などがあります。具体的な対象OTC医薬品(約1,500品目)は厚生労働省のHPで掲載しているほか、一部の製品についてはパッケージに以下のような識別マークが表示されています。

 セルフメディケーション税制を利用する場合は、医薬品を購入した際の領収書と、特定健診等を受けた際の書類を大切に保管しておきましょう。

セルフメディケーション

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